市ヶ谷動物医療センター
【担当したアイテム】ロゴマーク、ファサード(病院外観)、インテリア、サイン看板、Webサイト、印刷物

【依頼の背景と要望】

老舗の人気病院が移転拡張に伴い医療センターへリニューアル

事業承継により2017年にリニューアルを図った病院が、地域に認知され更なる人気病院に。今回は広さを求め近隣のテナントに移り、新たに医療センターへ生まれ変わることに。これまでの患者さまはもちろん、地域の方々に更なる期待感を持って迎えられることを求められました。

【ブランディングのポイント】

決して来院の敷居を上げず、一度行ってみたい病院に

2017年のリニューアル時も弊社にて担当しましたが、デザインのテイストは引き続き屋敷町の名残りを感じさせるものにすることで、地域に根ざすイメージを感じさせます。そして今回、医療センターに生まれ変わりますが、来院の敷居を上げず、これまでの患者さまはもちろん、地域の方々にも更なる期待感を持っていただけるコミュニケーションを心がけました。

【具体的なデザイン】

[ファサード(病院外観) ①]

“ビル1Fのテナントでも戸建てのような印象を与えたい”歴史ある旧屋敷町に相応しい存在感をもたせたいと思い、間口を家型に抜くことからデザインをはじめました。

[ファサード(病院外観) ②]

もとの建物がコンビニであったため、ただ看板をかけ替えるだけではその印象を払拭できないと考え、大胆な転換を意識しました。もともとのサッシを活かしていることを気づかせない仕様にしています。

[外壁サイン]

移転前の病院があった方向から向かってきた際に目に止まりやすい位置に馴染みのあるロゴを職人による手描きで配置しました。

[エントランス]

動物の逃走防止の観点から自動ドアを片開きに変えたため、入口を導く必要があり、ガラスのグラフィックと上部のサインを意識的に配置しています。またビルの避難はしごは格子で目隠ししています。

[インテリア]

外部のイメージが内部と連続するよう、ガラスの診察室にも一部格子を用いています。

[ロゴマーク+ BI]

旧屋敷町の雰囲気をデザインのポイントとしています。印刷物やホームページにも利用することで、来院前〜来院時〜手元に残る診察券と、すべてのイメージを共通にしています。